2011年7月10日

縄文の絵画

青森の三内丸山遺跡の縄文土器片に、「人物画」が描かれていたことが、チョッとした話題になっている。http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001107090003


何故なら、縄文時代の”絵画”が出てくるのは極めてまれだから。

あれだけ沢山の、それも創造性の高い土器が、多くの場所で出土されているのに、どういうわけか縄文の絵というのはほとんど出てこない。

土器制作のレベルから考えてラスコーの洞窟画クラス絵画が、いくつ出てきても少しもおかしくないと思うが、今のところ土器に線描きした程度のものしか無い。



土器のような立体造形には熱心だったが、絵画のようなものにはあまり関心がなかったのだろうか?


私は”絵”はあったと思う。
それが、たまたま後世に残る形ではないもの(例えば砂絵のとか、木や石に直接描いたり等)だったので、現在の我々には見ることが出来ない、と想像する。




縄文のアーティストに、絵具とキャンバスを与えたらどんな絵を描くのだろうか?

とてもワクワクする夢である。

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