2014年3月31日

昔のこと








 十数年ぶりに、京都に行ってきた。


 ここは私が二十歳から6年間を過ごした思い出深い場所だが、今回は当時お世話になった方が大学の教授職を退官し、その記念の展覧会と祝宴があると聞き、懐かしい顔に会いたいと思い出かけた。

 幾人かの知人、友人と数十年ぶりに再会し、その流れた時間の長さを感じると共に、それぞれに過ごしてきた様々な人生を知ることが出来、短かったが有意義な時間を過ごせた。












 また昨年、故人となってしまった古い友人の旧宅を訪ねてみようと、京都東山方面にへ行ってみた。



 35年も前のことだが、散々訪ねた場所なので”行ってみれば何とかなる”と気楽に考えていた。



 ところが、この過ぎてしまった時間の長さというものは想像以上で、途中で全く見当が付かなくなり途方に暮れてしまった。


 仕方なく南禅寺周辺の湯豆腐屋で昼食を食べ、京都大学近くの懐かしい喫茶店に寄り帰ってきた。









 京都は桜の季節なので大変な人出だったが、思いで深い人と場所に出会うことができ、とても幸運だった。

2014年3月19日

来年の仕込み










 今日、醤油用の大豆と麹が届く。




麹は盛んに発酵中なので、とても温かい。


取りあえず塩を入れ、発酵を抑えてから来年の醤油の仕込みを始める。

2014年3月18日

白い壺と白椿








 今日は朝から強い海風が吹き、庭の小物類があちらこちらに飛ばされている。



 でも風は生暖かくて、季節の変化がハッキリと伝わってくる。




 そういえば、カエルの鳴き声も裏庭から聞こえる。




 初カエルだ。




          

2014年3月17日

上を向くM氏の肖像








 1年中、休むことなく田んぼに立ち続けるM氏。



生涯、一百姓として淡々と生き続ける彼には、余計な迷いが無く私には清々しく映る。





ここは上を向けば青空、横を向けば海・・・・・・・・・・    そんな事には関心がなさそうだが。

2014年3月11日

マコモダケ


写真ではただの枯草にしか見えない。







 鴨川に来て、米作りに関わるようになってから10年程度が過ぎた。


 農作業はほとんど毎年同じことの繰り返しなので、最近はややマンネリ化してきた。

 道楽百姓には刺激が必要だ。



 そこで稲作を少し縮小して、同じイネ科の植物の「マコモダケ」にチャレンジしてみることにした。


 先に始めている知人の田んぼから株を分けてもらい、自宅裏のマイ田んぼに植えたが基本的には米と同じ栽培方法なので、何とかやっていけると思う。


 食味はほとんどタケノコと同じで、焼く、煮る、てんぷら、生食でもOKだ。

成長すると人間の背丈ほどにもなる。






 その田んぼからの帰り道に、別の知人からヤーコンをもらった。

 何やらインカ帝国の時代から続いているイモだそうで、これも栽培してみることにする。


不敵な面構えのヤーコン

2014年3月10日

春冷えの壺







 明け方に戸を開けて外に出ようとしたら、雪がチラついていた。


もう、梅の花も終わる頃なのに、手の先が凍りそうに冷たい。



そろそろ、田んぼの準備も始めなくては・・・・・・


2014年3月1日

醤油と雛人形



















 知人から取材を依頼され、屋内の写真を取ってもらうことになった。

 そこで丁度この時期なので、久しぶりに納屋にしまっておいた雛人形を出してみたが、やはり古い家にはこのようなものが良く似合う。


 普段は足を踏み入れる事が少ない奥の部屋が、紅色の別世界に変わってしまった。










 今日は三度目の醤油搾りの日。

 友人知人の面々が20数名集まり、楽しく賑やかに1日を過ごした。
本日のメニューは搾りたての醤油を塗った焼きおにぎり、水たき、豚の角煮などなど・・・


 少し寒かったが心配しいた雨も降らず、まずまずの天気だった。