・・・かねてよりこの南房総という土地に心引かれ、鴨川市二子という村で築百数十年の古農家に出会い、ここに居を構える。 この村でより土に近い生活を送りながら、ここで出会った”神々”達と心を通わせ、その姿を様々な形で表現したいと考えている。
2012年2月22日
九州島 熊襲の国
明治維新の人々を描いたドラマを観て、西郷や大久保の心の拠り所になっていた「桜島」を観たくなり、急遽、鹿児島に向かった。
海の中に突き出た、巨大な活火山「桜島・御岳」。
なるほど、その存在感は独特のものがあり、富士山とはまた異なった魅力がある。
対岸の浜辺に座り、しばらくその姿を観ていたが、途切れることなく噴煙が上がり、まさしく活きている山であることが、ジンジンと伝わって来る。
人の住む町の近くで、このように大きな活火山と共存している事は、初めて来た旅人にとっては何とも不思議な感じがする。
ここで生まれ育った人にとっては、やはり格別の意味があるのだろう。
上野原遺跡 |
全国に数万はあると言われている縄文遺跡の8割は東日本にあるが、ここにも一応遺跡はある。
私が知っている範囲では最も南にある遺跡で、規模もそれなりに大きが、出土品に目立ったものは無く、残念ながらもう一つ魅力が無い。
しかし、その先住民である縄文人の流れをくむ人々は、ここでも確かに存在していた。
熊襲(クマソ)、隼人と呼ばれていた者たちだ。
隼人塚 征服された隼人族の怨霊を 治めるために立てられたとされる。 |
ヤマト政権から”化外の民”とされた東北の蝦夷と同じように、ここでも独自の文化を持った民族が生き続けていたが、やはり殆んど資料が残されてなく、その実像を知るすべは殆んど無い。
トンガリ帽子型の復元住宅 この形は初めて見た。 |
2012年2月13日
復田
家の裏手に田んぼを借りて4年目になり、今年もまた例年通り米を作るつもりだが、家のすぐ前も6~7年ほど耕作を放棄した田んぼとなっている。
葦や竹が伸び放題となっていて、もうそこが田んぼだったか分からない状態だったが、近隣の方々に協力してもらい草を刈り、火をかけて元の田んぼの姿が現れるところまでになった。
自分のところで消費する米は、もうすでに十分なので耕作地を広げる必要は無いのだが、家の前が竹林に覆われてしまうのは何とか避けたいと思い、ここでも米を作ることにした。
なるべく機械を使わないで稲作をしたかったのだが、ここまで広げてしまうと、そうも言ってられなくなりそうだ。
葦や竹が伸び放題となっていて、もうそこが田んぼだったか分からない状態だったが、近隣の方々に協力してもらい草を刈り、火をかけて元の田んぼの姿が現れるところまでになった。
自分のところで消費する米は、もうすでに十分なので耕作地を広げる必要は無いのだが、家の前が竹林に覆われてしまうのは何とか避けたいと思い、ここでも米を作ることにした。
なるべく機械を使わないで稲作をしたかったのだが、ここまで広げてしまうと、そうも言ってられなくなりそうだ。
2012年2月10日
たまご
いつの間にか田んぼの中にカエルの卵が・・・・・・
毎年の事だけれど、これを見ると「春が近くに来たな~」と感じ、少しうれしくなる。
毎年、繰り返されることだけど、
毎年、感慨深くなる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先程、中国の雲南省にある”世界最大の棚田”を扱ったドキュメントを観ていた。
高低差500メートルの中に、何と300万枚の田んぼがあるとか・・・・。
日本の棚田などは、これに比べれば可愛いものだ。
しかも水牛で耕し、全て手植え、手刈りである。
取れた米を背中にかついで、1時間かけて山道を登っていくのを観ていたら、ため息が出た。
2012年2月6日
山焼き
毎年この時期になると行われる「山焼き」。
正確にいえば長い間休耕田となって、草や竹に覆われてしまった場所に火を入れて、少しでも原状回復するために行われる。
特に竹は火が付くと”パンパンパン”と大きな破裂音を出すので、それが近隣の山々に反響し大騒音となる。
天を焦がす大きな炎と山を囲む大音響とが相乗効果をもたらし、しばらくは恐怖感を感じるほどの状況になる。
火に慣れた地元の人がいなければ、とても、とても見ていられない。
登録:
投稿 (Atom)