この辺の林道を車で走るとあちこちで猫の姿をみかける。
ほとんどは人にエサをもらって飼われているネコではなく、自分で獲物(たぶんネズミやカエルなど)をとって生きている野生動物なので、野良猫というより”山猫”に近い。
このネコは近所の家々の周辺で暮らしている“半山猫”で、いつもは人の顔を見ると一目散で逃げてしまうが、この日は仕事場に入り込んできた。
私の使っていた糸巻きに興味を示していたが、ちょっと油断した隙にその糸巻きをくわえて逃げてしまった。
・・・かねてよりこの南房総という土地に心引かれ、鴨川市二子という村で築百数十年の古農家に出会い、ここに居を構える。 この村でより土に近い生活を送りながら、ここで出会った”神々”達と心を通わせ、その姿を様々な形で表現したいと考えている。