2011年3月28日

ふたつの苗床

今、田んぼの中は、卵から出てきた沢山のオタマジャクシによって、水面がアワ立つように見える。



ゲンパツに気を取られて、田んぼの準備がすっかり遅くなり、やっと苗床の準備に入った。


3月に入ってから雨が少ないので、なかなか思う通りには進められない。



2011年3月24日

黄色い花


地震の後、しばらく鴨川を離れていて、昨日10日振りに戻ってきた。

途中、知人のところに寄ってきたが、鴨川の廃校となった小学校に、地震被災者を向かい入れるために奔走していた。


たまたま居合わせたので、布団を運び入れる手伝いを、少しだけさせてもらった。


原発の事故による汚染問題で、わが身を守るために関東から逃げ出す人も大勢いるが、こうして自分のことよりも他人のために働こうとしている人もたくさんいる。
全く頭の下がる思いである。




昨年から突然、裏庭にこの黄色い花が咲くようになった。多分スイセン(?)だと思うが、他にまだ花らしいものが見当たらない中で、その鮮やかさと、凛々しい姿がひときわ目立つ。

少々”ゲンパツ疲れ”が出てきた自分には、そんな他愛もないことに心が動く。



まずは自分の無知を恥じなくてはならないが、エネルギーを原子力に頼ることは、誰にも背負いきれないような高いリスクを背負うことだと思い知った。




ただ,あまり右往左往してもしょうがないので、自分で出来ることを淡々と進めるつもりだ。


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2011年3月18日

3・11 天災と人災

 巨大な天災と、それを上回るような人災が進行中である。



 大津波が街や田畑を飲みこんでいく映像には、生涯忘れられないような衝撃を受けたが、現在も拡大しつつある原発事故は、もしかしたらその津波を飲み込むような結果を残す可能性が・・・・。



 私も原発の危険性については、耳の端に乗っかる程度には意識していたが、いざ目の前に突きつけられると、私たちはトンデモナイ怪物を、身近に飼っていたことを思い知らされる。


 
 この事故はまだ決着が付いたわけではないし、様々な情報が乱れ飛んでるのでどうも先が見えづらいが、福島県周辺に人が住めなくなるような、最悪の結果にならないことを祈るばかりだ。



 いずれにしても今回の天災と人災は、この国の未来に対して、大きな変換点を示した様な気がする。




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2011年3月10日

虹の海 春の雲

二日ほど、PCの前に向かっているようなことをしていたので、いい加減イヤになり外へ出た。


水平線から真っすぐ上に、虹が立ち昇っていた。


春の雲が、夕刻の太陽に照らし出されている。



何とも美しい。


こんな雲、おかしな雲。



2011年3月9日

代掻き

  3月に入ると、周りの田んぼは一斉に田植えの準備が始まる。
水を張って、もう準備完了という田んぼも見受けられる。

私の田植えは6月なので、準備はもうちょっと後でも良いし、本来「不耕起栽培」を目指しているので土はいじりたくないのだが、どうしても水が抜けやすい田もあるので、妥協してシロカキを行った。




今どき、クワ一丁でやる私の作業は、近所の人から憐みの目で見られるが、私はこの田んぼにクワを入れる作業が、結構気に入っている。


確かに重労働ではあるが、土の重さと水の冷たさを感じながら、黙々と同じ作業を繰り返していると、頭の中は結構クリアになり色々なことを思い付く。




また、度々息切れして手を休めるのだが、その時に聞こえてくる鳥の声、虫の音、空の青さにに気づく一瞬も、かなり気に入っている。



2011年3月5日

春、一番鳥が鳴く。



今日の夕方、畑にいたら突然ウグイスが鳴いた。


今年の春一番鳥である。




カエルは水の匂いを頼りに、
数キロ先からも卵を産みに来るらしいが、


冬も水を張っている我が家の田んぼには、
すでに出産済み。








タンポポが咲き、土筆が頭を持ち上げる。

春がグングン近づいてくる。

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