2014年5月28日

溢水


 一昨日の夜にまとまった雨が降ったせいで、周辺の湧き水が一斉に勢いを付け、ついに裏庭まで川となっている。

2日間もこれが続いているが、今までこのようなことは記憶にない。




この辺は「地すべり危険地帯」で、道路が陥没したり、また近所の知人の家もこのために大きく傾く事態となっており、ちょっと気になっている。




田んぼを作っている間は水がなくて苦労したが、雨が多過ぎれば心配となる・・・・  向こうは人間の都合に合わせるつもりはサラサラ無いので、いつも翻弄されることになる。



 でも取り合えづ田んぼの準備は終わり、田植えを待つばかりとなった。






2014年5月26日

苗不作













苗を自分で作り始めて、今年で6年目になる。


 今までいろいろなやり方を試してきたが、そこそこの苗が作れたので何も心配していなかったが、今年はどういう訳か全くうまくいっていない。


 例年より数週間早く種をまいたのがまずかったのか、成長がものすごく遅く、このまま植えても大きくなるか、危なくなってきた。


 そこで知人から余った苗をもらってきて、それで何とか今年は田植えをしようと思っている。






 今年は例年より気温がやや低かったようだが、ハウスを使わない露地での栽培なので、気温の影響を大きく受けるのは止むを得ないだろう。

2014年5月15日

名も知らぬ花のための壺














小さ過ぎて分かりづらいが、
田んぼの端に二羽いる。
 田んぼに水をためると、必ずカモがやって来る。

 そして、いつも必ず二羽が一緒。

 とても警戒心が強く、少しでも近づくと、はるか遠くまで飛び去ってしまう。





 5月になると、必ずこの花が庭先にあらわれる。

薄桃色の可憐な花びらがとても魅力的だ。

道端でもたまに見かけるので、どこにでもある野の花かもしれないが、残念ながら名前が分らない。

2014年5月12日

水を引く











 田んぼの準備を始めてから、そろそろ1ヵ月になるが、今年は例年の倍以上時間がかかっている。



 原因は水の不足。



 この辺は小さな棚田ばかりで、ほとんどが休耕田になっえいる。
すぐ上(山側)の田んぼも、今年から耕作をやめてしまった。


 ところが、うちの田んぼに入る湧き水の水源が、どうもこの田んぼらしいと最近やっと気づいた。







 そこで、近所の農家から拝借した古パイプをつなぎ、藪の中を延々50メートル程水を引っ張ってきた。



 これでやっと安定した水を確保できることになり、一安心。


 今年は水の無い辛さが身に染みた。






2014年5月3日

美しさのはじまり


 田んぼの作業もようやく一段落を向かえたが、耕運機をトラックに積み込む際に、少し腰を痛めてしまった。











 東京で用事があり3日ほど滞在したが、その間に六本木の国立美術館によってきた。


 地階のミュージアムショップで、たまたま手にしたこの本が「ナチュラル・ファッション 自然を纏う人々」


 何気なくページを開いてみたら、その美しさに圧倒されてしまった。





 エチオピアの少数民族を撮影した写真集だが、彼らはその褐色でしなやかな体にボディペインティングをして、花や草木、木の実、樹皮などを纏い、巧みに着飾っている。


 それは何だか演劇の一シーンを観るようで、とても幻想的だ。



 


 それは着飾るというより、もうこれが彼らの生き方の一部になっているように見える。





あまりにも独創的だが、それがとても自然体であり、美しいということの原点を見せられた気がした。