囲炉裏を新しく作り直してから、3回目の土器焼成を始める。
粘土で成形したものを炭で囲み、さらにそれを灰で覆う。
灰で覆うのは空気の量を制限し、ゆっくり時間をかけて焼くためである。
今回は6点がこの中に入っている。
急激に温度が上がると、割れてしまう可能性が高くなる。
一般的に土器は、薪を組んだ「野焼き」で行われることが多いが、この方がはるかに失敗が少ないし、きれいに焼ける。
古代より住居の中には必ず”炉”があったので、この方法で土を焼くことは、その生活実態と無理なく結びつく。
頂上の炭に着火してから2日間、ただじっと待つだけである。
今日作業中に、灰を盛り上げた姿が、まるで雪をかぶった”富士山”の様であることに気がついた。
それで「富士山焼き」という名を思いついた。
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