2011年4月4日

悲喜劇

いつも新聞の集金に来るオジサンが、珍しくサザエを10個ほど手土産として持ってきた。
その場では礼を言って受け取ったが、ふと福島の原発から一日7,80トン垂れ流しになっている、放射能汚染水のことが頭に浮かび、食欲が失せてしまった。


「放射性物質の拡散を食い止めるにはあと数ヵ月かかる(!)」、と政府側から発表があった。
この状態があと数ヵ月続くとは・・・・・・・ 

”直ちに健康に影響がない”ことも、数ヵ月続いたら累積の放射線量は一体どれくらいの量になるのか?



先日の報道では、”新聞紙”や”入浴剤”まで投入して汚染水の流失阻止に動いているとのこと。
現場のなりふり構わぬ狼狽ぶりが伺えるが、何やら笑えぬコントを見せられてるようで、複雑な気持ちだ。


福島の農家では米の作付準備の時期に入り、このまま米作りを始めても良いものかを論議しているところらしい。 
折角作っても、”汚染米”のレッテルを張られる危険性は充分にある。

米は年に一回しかできない。
今準備が出来ないとなると、今年はコメが作れなくなる。


これは米農家にとっては間違いなく悲劇である。


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