2013年8月23日

桜島 ::: 太陽の花
































 昨年に初めて鹿児島を訪れ、桜島の威容を観た時は感銘を受けたが、同時にこの巨大な活火山と目と鼻の先に市街地があり、そこに大勢の住民が、何世代にも渡って住み続けている事にも驚いた。


 先日、桜島噴火の報道があり、街中が火山灰で真っ白になっている様子が映し出されていたが、これは何と今年500回目の噴火だそうだ。

 常に大噴火の危険性を感じながらも、この山と共に暮らしていくことを選んだ人たちの心情はどのようなものなのだろうか?

 そんなことも慣れてしまう! ということか。




 
 地球と言う巨大生物は常に休むことなく躍動していて、地面のずっと下では熱いマグマがグルグルとうごめいている。

 彼が少しでも身震いすれば、それは地震となり、津波となり、噴火となり襲いかかって来るが、そこにへばり付いて生きている我々は、蟻のように右往左往するしかない。





 そんな彼の呼吸音を、いつも身近に聞き取ることが出来る場所で生きていくことも、価値のある事なのかもしれない。


 

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