ひかり学園では、毎年夏に地元の住民を招待して、”夏祭り”が行われる。
この施設の生徒、保護者、地元の人々が飲み食いを共にし、舞台で演じられる演奏、歌を楽しむのだが、ここには”ユニーク”な人がたくさんいる。
私の隣に座っていた、10代後半と思われる少女は音楽に合わせて激しく腕を振り上げ、頭を机に打ち付けんばかりの勢いで、前後にからだを大きく揺すっていた。
私は隣で見ていて頭をぶつけないか、ヒヤヒヤしていたが、横にいた母親らしき人は慣れているせいか、それを平然と見守っていた。
少女は音楽を楽しんでいたのだと思うし、彼女独特のやり方でそれを表現していた。
もう一年前のことであるが、とても印象に残る一夜だった。
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