2012年9月21日

精霊の家 二千十二





























夏の間はほとんど降らなかったが、9月に入ってから雨の多い日が続いている。

そして、ひと雨ごとに涼しくなり夏が遠のいていくようだ。

あんなに賑やかだったセミの鳴き声も、ピタリと止んでしまった。








夏の間は羽化した後の幼虫の抜け殻も、至る所で見かけた。

その抜け殻があまりにリアルで、いまにも動きそうな位、完璧な形で残されているので、いつも感心する。





しかし、抜け殻がいくらリアルでもそれには「中身」が無い。

「中身」はセミとなって、空に飛んで行ってしまった。




セミは僅か数週間でその命を終えるらしいが、

その「中身」は今度はどこへ行くのであろうか?










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