2012年7月12日

仏の色









成田山新勝寺の三重塔は1712年に建立されたものだが、昭和になってから当時の古文書を基にして漆塗り・彩色が再現された。

一般的な古寺に建つ同様なものとは違い、極彩色に彩られたその塔は独特な存在感を示し、異彩を放っている。





寺社仏閣と言えば”枯れた色彩”という固定観念は、おそらく近代以降の誤ったイメージなのだろう。



人類の巨大な想像力は、世界中で宗教という創造物を積み上げてきたが、天上の姿は極彩色こそ相応しい。


そして仏の力は、この色の中に宿っている。











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