2009年3月7日

浅間縄文ミュージアム

 最近、火山活動を再開した浅間山の近くに、このミュージアムがある。2年ぶりに行ったスキーの帰りに寄ってきた。

 このところ縄文をテーマにした展示館が、全国で随分増えてきているように思われるが、縄文はこの国特有の文化であるから、この機運はとても歓迎されることである。

 ここで展示されているのは「焼町式」と呼ばれる、縄文中期にこの地域に現れた、独特の土器群である。
 円盤状の造形物を、土器の表面に多数あしらったユニークなデザインは、群馬のこの一帯にしか見られない。

 土器は一般に女性が作成したことになっているが、この土器群はいわゆる”女性的な感性”とは異質である。
 ここの土器も含めて、縄文の土器たちの発想のユニークさには、いつも驚きと発見がある。

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