2008年8月8日

青森・ねぶた・縄文

                          
 昨日までの2日間、青森に滞在
した。目的は「ねぶた祭り」と縄文
最大の遺跡である「三内丸山」で
ある。

 結論から言ってしまうと、こちらの思い込みが強すぎたせいか、両方ともやや肩透かしであった。 

 ねぶたは東北を代表する祭りであり、そこに暮らす人々の歴史と 思いを表現する場であったはずだが、今では妙に統制がとれており、こじんまりした印象を受けてしまった。

 三内丸山も、およそ200世帯の縄文人が1500年間暮らした足跡を残す、考古学的には貴重な場所ではあると思うが、出土された土器類 にはあまり見るべきものがなく、ちょっと残念だった。
                          

 しかし、収穫はあった。
「棟方志功」(ムナカタ シコウ)の再発見である。
 この東北生まれの”板画”アーティストについては、
もちろん、その存在は知っていたつもりだが、今回 
改めて2ヵ所の美術館でその作品をじっくり観ることができた。
 本人も述べているように、その作品には「ねぶた」の影響を大きく受けているし、「縄文的」なる精神の正統的な継承者である、との確信を受けた。
                    
 東北の地でこの作品群に出合ったことが、私自身の再発見に繋がったと思うが、ムナカタはこの国を代表する、アートの巨人であることは間違いない。 

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