二日続けての雨で、村祭りの御輿が出せなかった。
この時期に、これ程雨が降ることは少ないので、御輿が出せなかったのは20年振りらしい。
仕方なしに、集まった村の衆は小さな神殿の一角で酒盛りとなった。
集まった顔触れは毎年同じだが、30代が一人いるだけで、後は60代、70代が中心となり、平均すれば60半ばとなる。
日本の農業を支える世代の縮図と言えそうだが、本当にこの後に続く世代が、ここにも居ない。
この御輿も、担ぎ手が居なくなるのは時間の問題だ。
あれほど降った雨も夕方にはすっかり止み、晴れ渡った空には夕刻の太陽が、雲をピンク色に染めていた。
晴れ間を待って出発した子供達が引く山車が、太鼓の音を山々に響かせていた。
晴れて良かった。
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