2010年4月13日

長野 諏訪★ジョウモンの旅

 昨年秋の「南東北・縄文の旅」に続き、今回は長野に出かけた。

東北、北陸と並び長野は縄文の宝庫である。

 特に諏訪湖のほとりにある、井戸尻遺跡から発掘された土器群は、最上級のレベルといっても過言ではない。
 この遺跡の跡に建てられた資料館には、大量の土器類が展示されているが、数の多さだけではなく出土状態の良いものが多く、縄文土器に秘められた謎に迫る、精巧な作りのものが数多く展示されている。

  またこの資料館では出土された土器から、そこに描かれた図像に対する研究がとても進んでいる。

  特に古事記、日本書紀の国造り神話につながる古代人の神話世界が、この土器群に表現されている事についての研究成果が、館内に詳しく掲示されており、とても興味深かった。


  今回の旅のもう一つの目的は、諏訪大社の祭礼「御柱祭(おんばしらさい)」である。

 あまりの人出の多さで良い写真は撮れなかったが、この7年に一度の大祭は、実際に見る価値が大いにあった。

  諏訪神社に建てられる柱を、山から切り出し、川を越え、坂を落とす。

 その一本の巨木に数百人の人が群がり、神社までの長い道のりに、人力を結集させる。

 その群衆が産み出す興奮と高揚感が山中に満ち満ちてくる様は、古代の自然信仰がそのまま現代に現れたかのようである。

 それは井戸尻で出会った、土器に描かれた神話世界と重なり、このような形で連綿と継承されていると感じた。



諏訪神社のご神体は「守屋山」という山である。

山の神”ミシャグチ”は、この柱や巨石を伝い下りてくると
信じられている。










    またかつては御柱祭と並ぶ重要な祭礼だった「御頭祭」・・・・・・75頭のシカの首や、ウサギの串刺しなどを供える狩猟民族の祭礼・・・・などなど 


 この国の先住民たちのスピリットを色濃く残す、諏訪への旅は大変興味深いものだった。

2010年3月28日

今年の苗床つくり

 もう3月の末だというのに、朝から雪の降りそうな空が広がっている。
気温も一桁より上がらない。


今年の苗床の準備を始めた。

               種をまくのは来月末だが、その前に土を盛り、米ぬかと籾柄をまいておいた。

   今年の苗は全てこの水苗代でやるつもりなので、後もう一本苗床を作れば、全てまかなえると思っているが、やってみなくては分からない。

2010年3月27日

西を向く クロい鳥






田んぼの横に小さなため池がある。

           もともと田んぼだった所を掘り返して、水を貯めただけの簡素な池だが、時々カモがやってくる。

           数年前に地元の人が稚魚を放したので、エサになるものが少しはあるのかもしれない。


        とっても臆病で、少しでも足音が聞こえると、あっという間に飛び去ってしまう。


          しかし、その飛び方がとっても豪快で、水面にいる状態からほぼ垂直に急上昇し、瞬く間に飛び去ってしまうので、いつもその”飛行力”のパワーに感心している。
                        
                     

2010年3月26日

赤いかおのイノシシ

 もう一月ほど前になるが、軽トラに乗って自宅に帰る途中、もう後2,30メートルで到着という所で、車の前を黒い物体が2個通り過ぎた。

 少し暗くなりかけた夕暮れ時に、突然現れたその物体は道を横断してすぐ横の竹藪に消えた。

 その後ろ姿から、やっと正体が分かった。

 イノシシだ。




 足跡や荒された畑などは度々目撃しているので、近くにいるのは分かっていたが、こうして実物に遭遇するとは思いもしなかったので驚いた。


  夜行性で、地元の人でも出会うことはほとんど無いそうなので、運が良かった(?)とも言えるが、結構大きかったので、歩いているときに出会ったら・・・・・・  と考えると、ちょっとゾッとする。
                                                              
                                                      

2010年3月20日

石がごろごろ

  今年の田植えは六月半ばと決めているが、田んぼの水持ちがどうも良くないので、畔道沿いにクワを入れて少し耕してみることにした。

     



 ところが始めてから十五分もたたない内に、写真のような大きな石がごろごろ出てきた。
 どうやらこの石が水漏れの原因のようだ。

 一昨年に復田した時、ユンボで相当掘り返したはずだが、まだまだ石が取りきれていなかったようだ。
 
      しかし、この石は掘っても掘っても限りなく出てくるので、さすがに一時間ほどでギブアップしてしまった。
もともと石が多い田なので、しばらくはこれに悩まされそうだ。

でも原因が少しわかったので、明日からまた再挑戦することにした。
                                                                       

2010年3月17日

道しるべ ・ その弐


                田んぼに放たれたカエルの卵は、次々とお玉じゃくしに生まれ変わり、所々に黒点が動き回っている。


ふきのとうも花を咲かせ、見上げれば桜もつぼみを膨らませている。


           田んぼの傍らに立つこの”道しるべ”も、春の温い風を受け、ユラユラと身体をゆらしている。



          あちらこちらで田んぼの準備が始まっているが、今年は一番最後に始めるつもりだ。

2010年2月28日

はなと太陽










            この二日間で、かなりまとまった雨が降ったので、途絶えていた湧水がようやく勢いを復活させた。

          冬の間は干からびていた田んぼも、満々と水を貯めている。

こんな風景を見るのは本当に久しぶりだ。

   カエルたちもこの雨を喜び、一昨日から大きな声で鳴き始めた。  


草花たちの季節が始まった。




2010年2月13日

道しるべ

  この二、三日は、みぞれ交じりの冷たい雨が降り続いている。

 やはり二月のこの時期が一番寒いのだろうが、一方で春の舞台設営も着々と進んでいる。


 そろそろ田んぼの準備が頭をよぎる。





    春を迎えるこの”道しるべ”は、今日も誰もいない田んぼの脇で、寒空の中をジッとたたずんでいる。



2010年2月2日

急に、春の知らせを受け取る


 昨日は雪となりかなり冷え込んだが、今朝になって田んぼをのぞいたらカエルが卵を産んでいた。



 庭にはツクシが顔をのぞかせているし、知らぬ間に春の準備が
進められていたようである。





2010年1月29日

ネコ、きたる。

 

この辺の林道を車で走るとあちこちで猫の姿をみかける。


              ほとんどは人にエサをもらって飼われているネコではなく、自分で獲物(たぶんネズミやカエルなど)をとって生きている野生動物なので、野良猫というより”山猫”に近い。

   このネコは近所の家々の周辺で暮らしている“半山猫”で、いつもは人の顔を見ると一目散で逃げてしまうが、この日は仕事場に入り込んできた。


     私の使っていた糸巻きに興味を示していたが、ちょっと油断した隙にその糸巻きをくわえて逃げてしまった。



2010年1月18日

冬の意匠














      朝晩の気温は零下となっているので、ついに自宅前の湧水も凍ってしまった。


 こんな寒空の中でも水仙だけはそこいら中に咲き乱れ、冬の景色を色付けている。




 

2010年1月1日

謹賀新年 2010

    新年あけましておめでとうございます。


トラです。



             本年も引き続き、土や鉄によって村の”神々”の世界を創っていくつもりです。

         そして、今年は作品がそこそこ貯まってきたら、どこかで発表したいと思っています。



2009年12月28日

冬枯れの・・・・・



 冬枯れの                                                                      
     野に鮮血の                                                                 
            ナンテン色





2009年12月21日

蛇神は黄金色の衣を纏い天に向かう






 先日、部屋の冷蔵庫の前に蛇が現れ、ちょっとしたパニックとなる。                    
                  
 棒でつまみ丁重に送り出したが、度々の登場はご勘弁いただきたい。

2009年12月9日

初冬の散策にでる。
























 昨年痛めた腰が、今朝から疼くので今日は無理な作業をせず、近所の散歩に出ることにした。



 なるべく普段通らない道を選んで、奥へ奥へと進んだ。


 細い道を結構奥まで来たが、どこまで行っても田んぼが切れることがない。耕作放棄地が増えたといっても、まだまだ山の奥にも田んぼが残っているものである。


 以前、鴨川市の資料館で昭和30年頃の航空写真を見たが、駅前から山の上まで全て田んぼで覆い尽くされていて圧巻であったが、それをふと思い出した。