
千葉県松戸市立博物館で、なかなか面白い縄文土器の展覧会があった。
市立の博物館としてはかなり立派な建物で、さすが50万都市の財務力!(鴨川市は3.5万人・・・)。
松戸市周辺は縄文期の貝塚、遺跡が数多くあり、出土品もレベルが高い。それがきっかけとなってこの博物館が建てられたようだが、今回の展示はこの松戸を中心として、東は東北、西は九州地方の出土品を対比する形で並べられている。
全国では76.000の縄文遺跡があるが、その85%は東日本にある。 中国大陸からの渡来人(弥生人)が九州に上陸し、徐々にその勢力を拡大していったので、東側に遺跡が多く残ったのは当然だと思うが、この展覧会に参考出品されていた、同時代の中国の陶器がまさしく「弥生土器」そのものだったので、改めて縄文から弥生への変化に納得がいった。

また、もうひとつの発見は、たくさんの「ミニチュア」土器が展示されていたことである。 この高さ5センチ程度の土器は、どうみても”試作品”に思える。そうなるとテストを重ねてから制作に入る、つまり思い付きで作るのではなく、かなり”プロ意識”が高い、専門家集団の存在が想像される。
世界的に土器の製作は、女性の仕事とされている例が多いそうだ。そうなるとこの縄文土器のセンスも、”女”の感性から出てきたものなのだろうか?